福島Ⅵ

福島県いわき市久ノ浜町。 17時半前ですが、街灯や、家からでる灯りがないと、こんなにも暗いです。7月に相馬の野馬追いに行った帰りに、南相馬の海岸沿いに寄りましたが同じような光景でした。津波にさらわれた町。海岸線から内陸にむかうと、しばらくは緑の草原がずっと続く光景です。海岸まで地面は剥き出しの基礎の立ち上がりの灰色と、雑草の緑色です。明かりがないので海岸線が、闇の黒色に覆われていてわかりません。かすかに聞こえる波の寄せる音で、海岸線が相当先であることがわかります。

震災のひと月後からここを訪れてみて、同じポイントから写真をとっていますが、1年半経過して、同じ景色が広がっています。

ここ最近、被災地に降り積もっている、放射線物質の除染に効果があるといわれている新工法や新商品が メーカーやプラント会社、建設会社などから続々と発表されています。