拝啓
全国の文鳥推しのみなさま。みなさまの愛鳥はいかがお過ごしでしょうか。昨年末に白文鳥の発祥の地である愛知県は弥富市に行ってきましたが、モヤモヤが残る結果となり、絶対に外さないといわれる文鳥の楽園に行ってきました。2024年春のレポートとなります。ご興味あれば、どうかご一読ください。
敬具
神奈川県は相模原市。麻溝公園です。お隣にある相模原公園と合わせると、かなり大きな公園です。広い芝生広場があり、子供たちが遊べる無料のアスレチックがあります。広大な駐車場も無料です。子供も大人も一日ゆっくりできる公園です。そんな公園の一角にふれあい動物広場という、これまた無料で入れる動物園があります。そこに文鳥の楽園といわれる場所があります。
自由に放鳥されている文鳥ブースのゲージに直接入ることができます。地を覆う文鳥たち。気が強いので、エサというか、場所を取り合ってキャルキャルと威嚇をしあっている姿をよく見かけます。エサはたくさんあるのに独占しようとする子達もちらほら。文鳥の性格が垣間見えます。
見上げると、木々の上を自由に飛び回る文鳥。ここに来ると、彼らはそう、スズメ目に分類される鳥なんだよな。ということを再認識させられます。
今年生まれた雛たちが親鳥であろう文鳥にエサをねだっています。たくさんの雛がいたのですが、親鳥を観察しているとどうやら自分の子供とそうじゃない子は認識していそうです。扱い方が違うように感じました。係りの飼育員さん曰く「この子たちは2月生まれだったかなぁ。もうちょっと早かったかなぁ?」とおおらか。
文鳥マンションの様子。つがいで入居している子もいれば、親鳥の姿はなく、4月だというのに白い卵が隙間から見える巣箱もあります。
「地面にいるヒナは今、大人になる準備中です。人間が触ってしまうと他の鳥に仲間だと思ってもらえなくなってしまうので、そっと見守ってあげてください。心配しなくても大丈夫です!実は木の上でお父さんとお母さんが見守っているんです。独り立ちできるまで応援してあげてください」の案内看板にハッ! そういえば「親」という字は木の上に立って見る。では?
子を持つ親の一人として、かくありたいと、木の上の文鳥から教えを受ける日となりました。