福島Ⅶ いわき市久之浜町

2011年3月11日から3年半がたちました。
久之浜町総鎮守、諏訪神社の高木さんから、3年半という時間の経過について、お話をうかがいにいきました。以下、町の一地点から撮ってきた、3年半の経過です。

2011年4月17日。震災から1か月。自衛隊車両がまだ、非常線を張っていた。

2012年2月11日。震災から1年。瓦礫の撤去は完了していた。

2013年3月15日。震災から2年。津波で破壊された防波堤の改修準備が始まる。海岸線にテトラポットが山積みされていた。

2013年6月29日。震災から2年半。重機やダンプが入り、本格的に海岸線の防波堤の改修工事が始まる。

2013年9月28日。この地域の、今後の事業計画予定の青写真がいわき市のHPで提示されていた。

2014年9月23日。震災から3年半。津波で流出した家屋の基礎が取り壊され、区画 整理事業が始まっていた。海岸側は防災緑地となり、家は建たない。

この写真は2年前。2012年。防波堤から撮ったもの

2年後の今。従前の防波堤より更に高いものが造られ、浜に下りることができなくなり、震災前にこの地にあった 久之浜海水浴場は事実上なくなったと思った。

2年前。

福島第一原子力発電所から30km圏内の地。ということもあるのでしょうか。避難をされた方々は除染が終わって放射性物質の値が下がったといっても、なかなかこの町に戻ってこられない。というのが現状のようです。 前出の諏訪神社の高木さんは3年半を「長いようで。あっという間で。どうなんでしょうね。。」とお話されました。