空薫10年目を迎え、相乗りについて語る まるいし編

店舗の相乗り。良い点、悪い点について 

*ここでの相乗りとは:違う業種同士が一つ建物をシェアしてそれぞれの仕事をしていることを指します。

ツルカイ

前回の続き。10年目を迎えて、まるいし君が思う相乗りの良い点、悪い点をひとつずつ上げるということで、まず良かったところから

まるいし

「異業種と組むことによって視野が広がったことかな。」

ツルカイ

「ん? どういうこと?」

まるいし

「建築と、和菓子屋って異業種じゃん。自分一人でやっていたら、もちつきやったり、子供向けお茶会やったりって、考えもしなかったと思うのよ。お互いの知り合もかぶっていないから人と人の縁も広がったしね。あとお客さんへの手土産に困らなくなった。あぁこれが一番だったかも。

ツルカイ

「そうそう、人の縁といえば、まるいし君の建築仲間の人たちが、ずっとお店に足を運んでくれていることは本当にありがたいのよ。」

まるいし

「近い業種でユニット組んで相乗りしている人は結構聞くのよ。例えば建築だったら、意匠設計者と構造設計者と不動産 とか。あとは士業つながりで建築士と司法書士とかね。お互いにメリットが見えるから組むんだろうけど、一見、メリットが見えないお互いが組むって、場合によってはすごい化学反応が起きるんじゃないかなって思う。

まるいし

そういえば、ご近所に「お花屋さんと書道教室」があるな。

ツルカイ

「美容室と寺」

ツルカイ

「カレー屋とアロマテラピーのお店」

ツルカイ

「くさや販売店と今流行ってるスイーツのお店」

ツルカイ

「さつま揚げ屋さんと会津若松の特産ってなんだっけ?あ、赤べこのお土産屋さんとか?」

まるいし

「ちなみにチャットGPTに質問したら、すぐに5つほどあげてきたよ。ブティックとカフェ。書店とバー。美容院とアートギャラリー。ペットショップとカフェ。自転車ショップとカフェ。と、カフェ多めで安直だな。人間のおバカな発想の方がまだ広がりを感じる。」

ツルカイ

「なんか、むかつく。じゃぁ、相乗りの悪い点は?」

まるいし

「これは明確にある。始めるのは簡単だけど、辞め時が難しいってことがあるね。」「例えば、10年やって、どちらかが辞めたい、離脱したいってなった場合、残された側に家賃とかの費用負担がかかって、お互いが続けられない場合があるかもしれない。だから、始める前にお互いが辞める時の事を文書化して、取り決めを作っておいたほうがいいね。それと、単独でもやっていけるように、出来ればお互いが成長して、金銭的に独立していることかな。

ツルカイ

「別れたいんだ。。」

和菓子屋の人   

ツルカイ  東京都出身 血液型B型  思いつくままに話をして、「は。よくわかんない。」と設計事務所の人に言われて、なんと想像力の乏しい建築士なんだろうと、イラっとしている和菓子屋の人。

設計事務所の人 

まるいし 大阪府出身 血液型A型 話に主語が無く、おちが無く、いきなり話し始める和菓子屋の人にイラっとしている設計事務所の人。ちなみに自宅に帰ってもB型で同タイプの奥さんが待っている。